自分の心の苦しみを誰にもわかってもらえない(理解されない)という苦しみ

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自分の心の苦しみを誰にもわかってもらえない(理解されない)という苦しみを抱えている人もいます。このブログを読んでくれている人の中にもいるかもしれませんね。この苦しみを消す方法をお伝えしたいと思います。

僕自身も過去、長い間この苦しみを抱えて生きていました。言葉に出来ない心の苦しみがあり、それを誰にも言えず、強がって、隠していました。もし知られたら自分は死んでしまうのではないか、そんな気もしていました。だけどわかってほしい、理解してほしい。心の中ではそう叫んでいたのです。だから子供の頃は、付き合っていた彼女にも依存し、その彼女に会う為に少年院から逃走したこともありました(他にも理由はありましたが)。そして一緒に1ヶ月間逃亡生活をしました。

唯一、彼女だけが自分を理解してくれている存在だと感じていて依存していたのです。その時はわかりませんでしたが、僕は自分のことしか考えていない人間だったのです。自分がつらい、自分が苦しい、自分の苦しみをわかってほしい。だからその時の彼女の気持ちを考えていませんでした。その彼女といる時だけが異常なほどの苦しみから解放されていたので依存していたのです。自分の都合で逃亡生活に付き合わせて、どれほど疲れたか。不安だったか。怖かったか。知らない場所で知らない人たちに囲まれての生活がどれほどストレスだったか。そんなことも考えず、逃亡生活に疲れ果てて少年院に戻る決心をしたのですが、その時も出てくるまで絶対に待っててと、自分のことばかりだったのです。

相手は一個下で17歳の子で、僕と同じ薬物依存症でとても寂しい気持ちを抱えて育って来た子でした。薬物依存症になる人は皆、寂しがり屋です。その状態で一年以上も待っていることは難しいと思います。特に10代の1年はかなり貴重な時間です。本来なら、待っててくれないことが当たり前なのに。だから戻る時に別れた方がよかったのですが、僕は待っててくれることを期待しながら「別れる」と言ったのです。すると彼女は「絶対に待ってる」と何度も言っていたので、待っててほしい。その言葉を支えにして少年院に戻りました。僕は「絶対に待っててね」と彼女に言い、自分の都合でしか物を考えることが出来ない人間だったのです。

結果、その彼女は数ヶ月くらいで僕を裏切ってしまったと言うことを僕の親に伝えて、僕はそれを親から聞いて少年院の中でとてもショックでもう一度逃走しようか悩みました。結果逃走をせず、少年院の先生や寮生の支えのお陰で最後まで頑張ることが出来ました。待てなかったことは何も悪いことではないのに、僕は悔しくて、悲しくて、当時は子供だったので相手の男を○してやりたいという強い気持ちになっていました。だけど前記したように、事情を知っていた少年院の先生からの言葉、そして寮生からの支えのお陰で逃走計画を途中で中断しました。

そして出院してから、ガソリンスタンドに行った時に、その元彼女が働いていて偶然会ったのですが、本当はその時に「自分のことしか考えていなくて、待っててなんて言ってごめんな。裏切ったとか思うなよ。何も悪くないからな。」と言いたかったのですが、友達が横にいたのもあり、そのことを伝えられずに、普通に「頑張れよ」と言ったのですが、僕は自分のことしか考えられていなかったわけです。自分がつらい。自分のことをわかってほしい。そしてわかってもらえないことで苦しんでいたのです。

そしてそれから長い時間が経ち、自己成長し、わかってきたことがあります。人が人を理解するということは深い部分においては無理に近いくらい難しいということ。自分のことを理解するのにも、勉強をして、心理学のことも知り、自己分析、自己理解を深め、自己受容など、色々と経験しないと自己理解も深まっていきません。それは心の問題が深ければ深いほど何年も、何十年もかかる場合があるのです。自分のことを理解するのでさえ、本当に難しいことなのです。これは実際に自己理解の道に入って深めた人だけがその大変さがわかるのです。そしてこんなにも大変で苦しいことだったんだ…とわかるようになると、こんな難しいことよりもっと難しい他者理解を、僕は簡単に他人に求めていたんだ。そう気づいたのです。

この気づきによって、自分の心の苦しみを誰にもわかってもらえない(理解されない)という苦しみが消えたのです。すぐに消えたわけではありません。それからも何度も気持ちをわかってほしいと思いながら自己理解を深めていきました。自己理解が深まって自分の心の問題を解決出来るようになればなるほど、徐々に、自分の心の苦しみを誰にもわかってもらえない(理解されない)という苦しみが消えていったのです。

これが、この心の苦しみを消す方法であり、その為の気づきです。このことにしっかり気づけば、この苦しみは消えます。誰かからわかってもらえないことは、当たり前のことだったのです。自分が子供過ぎてわからなかったから無理難題を相手に押し付けているのにそれが無理難題だとさえ気づけなかったのです。それがわかることで、この心の苦しみは消えていくのです。

この記事を読んでくれている方が、自分の心の苦しみを誰にもわかってもらえない(理解されない)という苦しみを抱えているのなら、自己理解を深める道に入って、その大変さを知ることが大事なことです。どれほど大変で難しいことかがわかると他者理解はもっと難しいということがわかります。そうすると、わかってもらえないことは普通のことで、誰かから部分的にでも理解された時に、有り難いことだなと(有ることが難しいという意味)、感謝の気持ちが出てくると思いますよ。

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    この記事を書いた人

    1980年、北海道に生まれる。保有資格(メンタルケア心理士、アンガーコントロールスペシャリスト・うつ病アドバイザー)。中卒(だけどIQ127《日本人の平均は100》)。心理的セルフヘルプの専門家であり、作家・AIコンテンツクリエイターとしても活動。物心ついた頃から熱心な宗教の信者たちに囲まれて育ち、洗脳的な教育を受ける(宗教2世:脱会済、無宗教)。5歳までほとんど喋らない子供だったそうで、周囲からは「自閉症(生まれ持った特有の性質)じゃないか」と言われて育ち、数々の心の問題を抱えた。生きる希望もなく、13歳から非行に走り、18歳で少年院を逃走。以後、更生を誓うも、再び薬物中毒となり現実逃避を続ける。

    その後も恐怖症、トラウマ、自閉的傾向、パニック発作、強迫観念など、多岐にわたる心の問題を抱え続けたが、親や自身の境遇を恨む中で独学と自力で1つ1つ解決を試みるようになる。特に「書くこと」による癒し効果で心に大きな変化を起こし、幼少期から潜在意識に根を張っていた宗教の洗脳を自力で解き、恨みを克服し感謝の心を育むに至った。この過程で得た知見をもとに情報発信を開始し、多くの人から好評を得るようになる。

    現在は、心の根深い問題を抱えた当事者だからこそ伝えられる情報を発信し続け、電子書籍出版をはじめとする表現活動にも力を注ぐ。AI技術を活用したクリエイティブ活動も行い、「AIコンテンツクリエイター」としても情報発信や書籍の執筆をサポートする形で幅広く活躍中。こうした活動は他者だけでなく、自身の心の成長や癒しにもつながることを実感し、その素晴らしさを伝え続けている。

    自分自身の無意識にあった心理的な問題を意識化し解き明かす過程で得た知見を、心理的セルフヘルプの実践例として書き残し、さらにAIを用いたコンテンツ生成や書籍執筆の新たな可能性を追求している。

    ※私は臨床心理士や公認心理師などの医療的支援職ではなく、心の問題を抱えてきた一当事者として、実践的なセルフヘルプ情報を発信しています。必要に応じて、公認心理師(国家資格)や臨床心理士(心理専門職の民間資格)などの専門家へのご相談をご検討ください。

    AIで「やりたい」を形にしています

    AIコンテンツクリエイターとして、主に以下のような活動を行っています。

    • ChatGPTを活用した長文記事の執筆大量の記事作成

    • WordPressに独自機能を追加するプログラムの開発

    • 一度だけですが、アプリの制作経験もあり

    • FXの相場分析をChatGPTと行い、勝率アップのため日々練習中

    • MT4・MT5のインジケーター作成

    • Macのターミナルから使えるスクリプト(自動化や便利ツール)を、ChatGPTと一緒に開発

    「こういうのが作れたらいいな」と思ったときに、ChatGPTをはじめとしたAIを活用して、アイデアを実際の形にすることを意識して取り組んでいます。


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