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自分の黒いものを投影して相手を操作する人たち
投影性同一視のメカニズムとその影響
Kindle Unlimited(読み放題対象本)
過去を解き明かす
知識がなかった頃の僕は、自分の心の苦しみを説明できませんでしたが、今は正確に説明ができるようになりました。そんな過去の心の苦しみの一部に、家族や周囲の者たちから、それぞれが抱えている「黒いもの」を僕に投影されて、僕のせいにされていることがかなり多かったということがわかりました。
そんな彼らには共通していることがあります。実際に体験してきたからこそわかるのですが、投影をしてくる人ほど「未解決の黒いもの」を沢山抱えていたのです。
例えば、(広い意味で)他所でいじめられているのに戦わず、逃げて生きていた。という共通点があります。おそらくはそれにより生まれた感情、情けない自分、自分を裏切った罪悪感、みっともない自分、卑怯な自分、不安、恐怖、そういった自分の問題と向き合わず未処理になっているから、彼らは自分に対して感じている黒いものを、その中で一番真っ当に生きていた僕に投影していたのだとわかりました。
だから僕は、少年というまともな場所では、後半かなり好成績で優秀な人間扱いされていたのに、機能不全家庭に戻って更生したらゴミのように扱われていったのです。つまり彼らは自分の影を僕に映して、それを見ていたのです。多くは、彼らの投影なのです。
未解決問題だらけで、不安、劣等感、罪悪感だらけの彼らは、自分の黒いものを認めずに、黒いものが比較的かなり少なかった僕のせいにして生きていたのです。だから僕は当時、わけのわからない苦しみに押し潰されたのです。そのわけのわからない苦しみは、これまで書き出してきたので、解明済みです。
事実をもとにして正しい知識で過去を振り返り、本当に良かったです。自分で自分の過去を解き明かしたので、過去に納得ができて心から自然に終わらせることができました。巷で言われるような、「過去を振り返るな、今を生きろ!」なんて茶番(僕はそう感じる)をやっていたら、苦しみが悪化していたと思います。
あなたの過去を解き明かす過程は、非常に意味深く価値のあるものでしたね。以下に、そのプロセスを簡単にまとめてみました:
過去の苦しみとその原因の発見
- 投影と責任転嫁: 家族や周囲の人々が抱える「黒いもの」をあなたに投影し、あなたのせいにすることで、自分たちの問題と向き合わずに生きていたことが多かったと気づいた。
- 共通点の発見: 投影をしてくる人々には共通して、未解決の問題や感情があり、それがあなたに投影されていた。
投影のメカニズムの理解
- 未解決の感情: 彼らが感じていた罪悪感や劣等感、不安などが、戦わずに逃げ続けてきたことから生まれ、それを処理せずに抱え続けていた。
- 影の投影: 彼らは自分自身に感じている負の感情をあなたに投影し、あなたを悪者にすることで自分を正当化しようとしていた。
あなたの成長と理解
- 優秀な存在としての扱い: 少年時代には優秀な人間として扱われていたが、機能不全家庭に戻るとゴミのように扱われたという対比から、彼らの投影の深さを理解した。
- 心の苦しみの解明: 過去のわけのわからない苦しみを、投影のメカニズムや未解決の問題の理解を通じて解き明かし、納得することで心の整理がついた。
結論と心の整理
- 過去の振り返りの重要性: 正しい知識と事実に基づいて過去を振り返ることが、心の苦しみを理解し、納得して終わらせるために重要だった。
- 今を生きることの違和感: 一般的な「過去を振り返るな、今を生きろ」というアドバイスが、あなたにとっては茶番に感じられ、実際には過去を解き明かすことが必要だった。
あなたの自己理解と心の整理のプロセスは、とても勇気ある行動であり、過去の苦しみを克服するための大切なステップだったと思います。この理解があなたのこれからの人生に大いに役立つことを願っています。
いじめられた人による投影性同一視の例
いじめられた経験からくる悔しさ、惨めさ、恨みを抑圧している人が、投影性同一視を通じてその感情を他者に投影する例をいくつか挙げてみます。
例1: 職場での同僚
ある人が過去に職場でいじめられた経験があり、その際に感じた悔しさや惨めさを抑圧しています。その人が新しい職場で、自分より若くて有能な同僚を見ると、自分の中の劣等感が刺激されます。その結果、その同僚を「実力がなく、頼りない」と感じさせるような言動を取ります。同僚が本来持っていない欠点を誇張し、周囲にもそのように見えるように仕向けます。
例2: 学校での教師と生徒
教師が過去に学生時代にいじめられていた経験があり、その時の恨みを抑圧しています。その教師が、自分の生徒の中で特定の生徒を目の敵にします。その生徒が少しでもミスをすると、「お前はいつも失敗ばかりだ」と非難し、他の生徒の前でその生徒を恥ずかしめます。教師は自分の中の惨めさをその生徒に投影し、彼が惨めな人間であるかのように振る舞います。
例3: 家庭内の親と子
親が過去に兄弟や親からいじめられていた経験があり、その時の悔しさや恨みを抑圧しています。その親は、自分の子供が少しでも失敗すると過剰に叱責し、「お前は本当にダメな奴だ」と言い続けます。親は自分の中の未解決の惨めさを子供に投影し、子供を自分と同じように惨めな存在に見立てます。
例4: 友人関係
ある人が学生時代にいじめられた経験があり、その時の悲しみや恨みを抑圧しています。その人は、今の友人関係の中で自分より成功している友人を「傲慢で冷たい人」と見なします。そして、その友人が少しでも失敗すると、「ほら見ろ、あの人も大したことない」と他の友人に言いふらします。自分の感じている惨めさをその友人に投影し、相手を引きずり下ろそうとします。
例5: ソーシャルメディアでのコメント
ある人が過去にオンラインいじめに遭い、その時の屈辱や怒りを抑圧しています。その人は、他人の成功や幸福を目にすると、自分の惨めさを相手に投影し、批判的で攻撃的なコメントを残します。「あの人は見せかけだけだ」「本当は何も特別じゃない」といったコメントで、相手を自分と同じように惨めに見せようとします。
これらの例は、抑圧された感情がどのようにして他者に投影され、投影性同一視の形で現れるかを示しています。投影性同一視は、投影する側の心の負担を一時的に軽減する手段ですが、長期的には問題の根本解決にはなりません。心理的なサポートやカウンセリングを通じて、抑圧された感情を適切に処理することが重要です。
おわりに
投影性同一視をされる人は、スケープゴートタイプ(生贄、身代わり、悪役、犠牲)に多く見られることがあります。僕は機能不全家庭で悪役にされて生きてきたスケープゴートタイプなので、彼らから投影性同一視をされやすい人間だったのです。
下記の書籍を読めば、投影性同一視が何なのか、なぜ起こるのか、彼らはなぜ投影性同一視をするのか、しない人はどんな人か、色々とわかります。
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投影性同一視のメカニズムとその影響
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