子供が非行に走る原因の一つとして、親の「モラル・ハラスメント」がある。モラルハラスメントは相手の主観を操作する。

※すべての人に当てはまるわけではありません。

モラル・ハラスメントとは、モラル(道徳、倫理)や美徳を使ったハラスメント(嫌がらせ、いじめ)で、モラルや美徳を利用して相手を支配し精神的にいじめる卑劣なハラスメントなので、他のハラスメントよりも、たちが悪く悪質なものです。

親がモラルハラスメントの加害者の場合、子供は当然、美徳を振りかざした親の奥底の本性には気付けないので、言語メッセージのモラルや美徳を子供は素直に受け入れます。

モラルハラスメントを行う親は、言葉では「お前が大事なんだぞ!」と子供に言います。すると子供は「親はあんなにも自分を大事にしてくれているんだから気持ちに応えなきゃ!」と頑張りますが、モラルハラスメントを行う親は言語メッセージでは「お前が大事なんだぞ!」と言うが、非言語メッセージでは「子供を無視」したメッセージや、非言語での嘲笑のメッセージなど、言語と矛盾している非言語メッセージを出すのです。そして、モラルハラスメント被害者の子どもは非言語メッセージを読み取る機能が育っていないので、言語メッセージだけを見て、親を良い人だと思い込み、矛盾したメッセージによって無意識のうちに混乱します。

非言語メッセージには、姿勢、表情、視線、服装、髪型、声のトーン、身振りなどがあり、それらを巧妙に使い相手の無意識へダメージを与えることもあります。ですが言語メッセージはモラルを振りかざすので、相手の悪意を表に出しにくいのです。そして、非言語的なメッセージは意識して使われることもありますが、無意識的に出てくる非言語メッセージのほうが相手へのダメージは大きいのです。何故なら人は90%~97%ほど無意識なので、非言語メッセージが無意識の場合90%~97%ほどのパワーで影響されるからです。

言語メッセージと非言語メッセージが一致していないモラル・ハラスメントの親に育てられることで、子供の無意識では何か黒いモヤモヤを感じるので親のような大人を無意識で好ましくないものだと感じるので、それとは違った世界である非行の世界に良い人がいると思い非行の道へと入っていきます。そして表面上の承認を求めるので、表面上の承認が多い非行の世界が居心地よく感じるのです。

表面上は気づかれず、精神を食いつぶし根底から破壊しようとする卑劣な行為、それがモラル・ハラスメントです。単なる精神的な嫌がらせと扱ってはいけないでしょう。

モラルハラスメントの親に育てられると、自分も気付かない間にモラルハラスメントをやってしまいます。自分と向き合い、このモラル・ハラスメントをやめるために大事な事は、自分の非言語メッセージが、どれほどマイナスか知ること、そして認知の歪みの修正です。自分の気づいていない勘違いに気付くことは勇気がいることですが、自分の為にも気づいていきましょう。

モラル・ハラスメントの親は、自分の弱さを隠した妄想のストーリーに気が付くことが大事です。親は自分の弱さを隠すために意識では子供は大事だと言いながら無意識で子供へ恨みを投影した事実を知るべきなのです。

このブログに「自分が非行にはしった理由が分からない」と検索して訪れている方が多いので、参考になれば幸いです。自分が非行に走った原因を知ることは大事なことです。

僕も非行に走りましたが、元々真面目だったのです。小学生の頃、親の期待に答えるために一日8時間の勉強、予習は上の学年は当たり前、算数でクラスで二番目になっても足りないと否定され怒られ圧力をかけられ、僅かな下手を打つことを待っていたかのように怒られ骨をへし折るなど脅され、あの世論理を徹底して刷り込まれ、地獄から生まれついた人間だと刷り込まれ、問題行動は前世の業であるとされ、行動にも宗教的な制限もあり、存在自体が地獄の生き物だとされ、そして親は「お前の為に考えているんだ」とモラルを振りかざし親が非難されないようにして、気付かれないようジワジワ子供の道をことごとく破壊していく。つまり、どんなに頑張っても結果を出しても否定される、そして反発できないように子供は罪人であり悪人だから親はありがたいものだとモラルを盾にされ、子供をいじめるという筋書きの精神的な嫌がらせで発散のため子供の感情など一切無視され道具のような利用されたことで、楽しむ心を根源から破壊されたのです。(今は恨みなど持っていません。克服済み)

親の愛 | 幸せの種「気づき」 https://bright-ms.net/post-20354/

親の愛なんてなかった

そう思っていました。ずっと。

だけど、

あったんです。

このように、どんな過去でも、意味づけ次第なのです。

話は戻りますが、、、

つまり「親は悲しんでいるから、これ以上悲しませてはいけない」と親子の役割が逆転している場合もあります。マインドコントロールされ、思い込まされていくのです。実際、非行に走る少年少女は騙されやすく洗脳されやすいのです。「親は子供の非行を無意識で喜ぶ|恐怖克服「サヨナラモンスター」|note」に書いたことです。

道徳や美徳を悪用する加害者は、表面部分だけ見れば善人ですから、まさか相手に非言語で追い込まれているなんて気が付もしないのです。とくに子供は親を悪く思いたくない場合が多いので余計に気づきにくいのです。

そして巧妙に、表社会で楽しみを見出すことを出来ない子供にされた(数々の思い込ませにより。世界は悪。病院は悪の巣窟など、その他数えきれない思い込ませ)ので、非行に走る道へと誘導されている部分もあるのです。例えば、とある少年、この少年は少年院に行くことになったのですが、家庭では頑張ったことや成長などを無視されて育ちました。そして非行に走ることだけが親から相手にされるので、そこに親の愛情があるような気がして、必死に頑張って非行に走ったのです。

これは、あくまでも一例で、あなたに当てはまる部分があるかどうかはわかりませんが、何かあるのであれば、未熟な親を許すこと。親は弱かった。1人の人間だったのです。許してあげる。そう許可することが大事です。罪は許す必要はありません。罪を憎んで人を憎まず。

それぞれ違いますが、自己理解を深めて、気づくべきことに気づいておかないと、自分でも気づかない内に下の人間に似たようなことをやってしまうのです。僕もそうでした。されたことを無意識で下に流している部分もありました。人は皆、大なり小なり気付かずに下に流すものです。このモラルハラスメントの世界から抜け出すことが大事です。モラルハラスメントの世界は妄想です。嘘と矛盾だらけの世界です。だから言語と非言語が一致して無い人が多いのです。そして妄想からの悪影響は論理力で防げます。大切なことは論理的思考を身に着けることです。

モラルハラスメントは、主観世界のコミュニケーション内で悪影響を及ぼすものです。モラルハラスメントは相手の主観を操作しますから、親がモラルハラスメントの場合は子供の主観世界を親の都合の良い世界にしているのです。そこに架空の罪悪感を作っている場合もあるのです。

物心ついた頃から、支配に必要な「架空の罪」「非現実的な恐怖」を小さい頃から長年たっぷり無意識に刷り込まれていると本人にとってはそれが当たり前なので、それ以外の人が悪に思えます。ですので不良の世界が正常で、一般社会は悪の巣窟だと本気で思い込んでいました。モラルハラスメントの世界から抜け出すと「こんな異常な価値観で生きていたのか!」と驚くのです。

ですので、子育ては一生を左右するくらい大事な事です。

笑顔の子供達にする子育て方法 子供の笑顔を奪わずに、ヤル気を持って困難を乗り越えていけるように育ててあげることが親の責任だと僕は思います。お子さんが自分で自分の事を肯定し良い評価(自己評価)が出来るようにしてあげることこそ子育てであり、親は子と共に成長するのです。このような「自己評価」が低い事で非行に走ったり犯罪に走ったりすると言われているように、実際に僕も非行に走り犯罪も行いました。そして「自己評価」がとても低かったのです。10代の頃は20歳までに死ねばいい。そう思っていました。自分は生きていることさえ許されない人間だ。だからこの社会の一員として生きることを避けるべきだ。だから20歳までに死ねばいい。そう思った事もあります。

その背景にはやはり「自己評価が下がる子育て」があったと今ではよく分かります。だからこそお子さんの自己評価を高めてあげることが親の責任であり、子供を作った責任であると僕は考えているのです。

子育てに「これが絶対に正解!」というものはないのだと思います。しかし、他者の成功した子育てを学び、知り、そこから吸収できることを吸収して、自分の子供にプラスな子育てとして使っていくということこそ大事だと思います。「子供の自己評価を高める子育て」を是非、行って下さい。

これ(自己評価)に関連することを「自己肯定感を高める方法(Amazon)」にたくさん書いています。ぜひ、読んでみて下さい。

どんな人でも、皆、精一杯生きています。大切なことは、再スタートです。

更に詳しいことは下記をお読み下さい。

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6年もの集大成:サヨナラ・モンスター

あなたの心の奥底には、知らず知らずのうちに抱え込んでしまった感情や思考の纏まりである"モンスター"が潜んでいるかもしれません。『サヨナラ・モンスター』は、「書くこと」でそのモンスターと対話し、心の傷を癒し、本当の自分を取り戻すための第一歩となる教材です。音楽の力を借りて、自分の心の声に耳を傾け、書くことで深い部分の心理的な問題を解放しましょう。今、この瞬間から、あなたの心の旅をスタートさせ、新しい自分との出会いを実感してください。 僕自身もこの方法で、数えきれないほどの心理的問題を解決してきました。その一つ一つが、大きなモンスター(纏まり)を紐解いて、その奥にいる「心の中の小さな自分」を救うことに繋がります。

この記事を書いた人

1980年、北海道に産まれる。保有資格(メンタルケア心理士、アンガーコントロールスペシャリスト・うつ病アドバイザー)中卒(だけどIQ127《日本人の平均は100》)。心理的セルフヘルプの専門家。物心ついた頃から熱心な宗教の信者たちに囲まれて育ち、洗脳的な教育を受ける(宗教2世:脱会済)。5歳まで殆ど喋らない子供だったそうで周囲からは「自閉症(生まれ持った特有の性質)じゃないか」と言われて育ち、数々の心の問題を抱え、生きる希望もなく、13歳から非行に走り、18歳で少年院を逃走し、以後、更生を誓うも、再び薬物中毒となり現実逃避。その後も凡ゆる心の問題(恐怖症、トラウマ、自閉的、強い拘り、パニック発作、強迫観念、強迫行為など)を抱えることになる。親や自分の境遇を恨み、そして、独学と自力で1つ1つ自身の心の問題を解決出来る部分から解決して(書くことによる癒し効果で)心に大きな変化を起こす。それにより幼少期からの潜在意識(無意識)に根を張る宗教の洗脳を自力で解き、恨みさえも克服し感謝の心が芽生える。そして自分の心の良い変化に繋がった情報を発信し続けるようになる。心の問題を抱えた当事者(心の問題、苦しみを直に体験し、影響を受けている個人)だからこそわかることがあり、発信する情報の多くが好評で、お礼の言葉をいただく機会も増える。心の根深い問題の解決、解消に役立つことを伝え続けることで、更に多くの人たちから「心の良い変化に繋がった」「カウンセリングを受けても良い変化がなかったのに、菅原さんの情報(方法)の実践で良い変化が起こりました!」という声を多数いただくことが増えたことを機に、電子書籍出版を開始。こういった表現活動が他者だけでなく自身の心の傷も癒していくこと(成長に繋がること)を体感し、その素晴らしさも含めて情報発信している。

・メンタルケア心理士
(メンタルケア学術学会認定)
・アンガーコントロールスペシャリスト資格
(一般財団法人 日本能力開発推進協会JADP認定)
・うつ病アドバイザー
(一般財団法人 日本能力開発推進協会JADP認定)

【メンタルケア心理士とは?】「メンタルケア心理士」は、「日本学術会議協力学術団体」に指定されている、「メンタルケア学術学会」が認定する資格(公的学会認定資格としての位置づけ)です。他にも、第三者評価機関(生涯学習開発財団・一般財団法人ヘルスケア産業推進財団)からも認定されています。

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