
自虐をやめたい。自分を大切に出来ない。
そんな人が変わるには「心の管理者になること」が必要です。
心の管理者とは
心の管理者とは、「自分の心が、よい状態であるために気を配って、自分の心が更によい状態になるために必要な手段を使っていける者」のことです。
自虐、自分を大切にしないことは、良い状態に繋がる?
自虐をしていること、自分を大切にしないことは、自分の心が良い状態に繋がることですか? 違いますよね。自分の心が悪くなっていくことです。つまり自虐を(自分を虐待)している、自分を大切にしないこと、これは自分の心の管理者になれていないということなのです。心の管理者になっていないわけですから当然責任を持っていません。無責任者なのです。無責任者は虐待者になり不自由になります。場合によっては犯罪者にもなります。心の管理者にならず無責任に生きる。それが悪化の原因です。心の管理者になって責任を持てるようになっていくことが、良い状態へと近づくことなのです。
自虐はいけない…と気づいた人
とある人が、こう言いました。
「ずーっと自虐してきた人生だった。自虐は本当にダメだって気づいた。」
今までの自分は支配者に怯えて、自分で自分を無意識のうちに心理的に虐待して(自分を無視することも自虐)、心の中で自分を生贄にしていたのだと気づいたとのことです。この気づきが大切なのです。
自分の親になり、心の管理者なる
自分の親になる。それが救われる道です。自分を救えるのは自分だけです。それがどうしても出来ない人たちの為に、本来は宗教があるわけです。自分を心の拠り所に出来ない人たちに、親イメージの代わりに神仏というイメージを持たせて、それを潜在意識(無意識)に刷り込んであげて代わりの心の拠り所にしてあげるのが本来の宗教の役目ですが(そうすることで借り物の心の強さを持てるから)、しかしその宗教もカネに目が眩んで信者を路頭に迷わしているのが殆どなのではないかな?と思います。
王道は自分を信じること、自分を心の拠り所にすることなのです。その最初の一歩が、自虐に気づき、自虐をやめたいと思うことです。自分を虐めても心の中の小さな自分は外部に助けを求めません。警察にも言えません。だから卑怯な人間ほど絶対にバレない加害を自分に向けるようになるのです(無意識のうちに)。自虐が酷い場合、動物などのように言葉を話せない存在を隠れて虐めることもあります。これも卑怯な心を持っているからなのです。心の中の小さな自分や動物は声を挙げられません。外部に助けを求められません。だから、それをわかった上で自分や動物を痛めつけるのは、自分の弱さなのです。そんな自分と決別することが必要です。勇気を持って、心の中に巣食う支配者、権威、それらを超えて、支配させず、心の中の小さな自分を自分1人で守る心を持つことが必要なのです。例え殺されても心の中の小さな自分をもう裏切ることはない。そう言えるくらいになることが大切なことです。
サヨナラ・モンスターを購入した方は、心の中の小さな自分の心の声を、1つ1つ、大切に扱って書き出して下さい。心の中の小さな自分から信じてもらえるような心を持てるようになってくると、心の深い部分から懐かしいような温かい感情が浮上してくることがあります。それはずっと自分で閉じ込めてきたものです。その感情が浮上してきたということは自己信頼が深まってきた証拠です。ただこの感情は浮上してこようとしてもすぐに引っ込んでしまう感情です。浮上してこようとしては消えていく……そんな繰り返しの中、心の中の小さな自分の親としての心を固めていくことが必要です。自分に裏切られて深く傷ついた心の中の小さな自分は、再びあなたを信じて良いのかどうか、不安で、怖がっているのです。だから前記したように、心の中の小さな自分を自分1人で守る心を持つことが必要であり、例え殺されても心の中の小さな自分をもう裏切ることはない。そう言えるくらいになることが大切なことなのです。
僕は宗教二世で地獄から生まれてきたとよく言われて育ちました。宗教からの洗脳を受けた人にしかわからないことですが、繰り返し洗脳されていると、強い恐怖、そして本当に地獄があるような感じになり、心の中に恐怖を伴う仮想世界が出来ていき(洗脳とは心の中に仮想世界を創ることであり、それに支配させること)、これを子供時代から刷り込まれると三つ子の魂百まで、それくらい続くくらいの強力な影響を出すこともあります。僕自身も心の奥底に沢山の恐怖がありました。自分1人だけ地獄という暗闇から生まれてきて、そしてそんな地獄に堕ちて死後も苦しみ続けるんだという感覚もありました。そんな心の問題を解決した方法、それが心の中の小さな自分の親になることなのです。洗脳が解けた今の僕にとって、死後の世界があるとかないとどうでも良いことです。そして地獄があろうとなかろうと、そんなこともどうでも良いと思えるようになり洗脳も解けました。もし仮に地獄があり、僕が地獄に堕ちたとしても、僕自身が心の中の小さな自分の親であり味方であることは決して変わることのないものですから、心の中の小さな自分が地獄に堕ちていくのなら、それを守りながら何処まででも一緒に堕ちてやるよというような気持ちになったのです。そういった絶対に自分をもう裏切ることはないのだという強い気持ちが、自分の心の基礎を創っていくのです。
自虐をやめたい。自分を大切に出来ない。そんな人が変わるには「心の管理者になること」が必要です。守るべきものを虐めている間違った自分を直視して、それがどれだけ間違っているのかを深く知って、それをやめる決心をしましょう。誰もが最初は自虐はしていません。自分を酷く扱った外部からの何かに負けて、そして同じ穴の狢(自分を虐待する者)になってしまったのです。それに終止符を打つことが必要なのです。それが悪い世代間連鎖を断ち切るということです。
あなたを救えるのはあなただけです。心の中の小さな自分は、あなたが救いに来るのを心の深い部分で待っています。