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心筆〜AIの灯(しんぴつ〜AIのひ)

人は無意識で自作自演をしている!「奴隷の鎖自慢」をやめて「自分の腰を曲げ」そして「責任を持てるようになる」ことで「自由に近づく」のです。

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世の中の6割~8割程度の人間は、 「金」や「権力」や「セックス」などを支えとしたり、 心の拠り所にします。 この3種の神器を武器として揃えたツワモノが支配できるので、 素直だったり、真面目だったり、 誠実だったり、純粋だったりすると、 社会的地位が下になりやすく、 逆に自分を殺し奴隷になる覚悟で上手く順応できる者は、 それなりの地位に辿り着けます。

どっちを選ぶかも人それぞれ自由です。 田舎で小さな幸せを感じたい人生も素晴らしいし、 都会で「金」と「権力」と「セックス」を追い求め、 刺激的な人生もまた1つの人生です。

何が正解かと不正解とか無いと思います。 つまり「多種多様な階層の中間地点は奴隷」だという事です。 昔は、奴隷は鎖に繋がれていました。 現代の奴隷は「心」です。奴隷は心を鎖で縛られます。 多くの方がこの「心の鎖」を感じているのではないでしょうか? ある程度成長すると「心の鎖」を感じることが出来るようになってきてイメージも明確になります。

そこで陥りやすい考え方が「悪魔がいる」とか「陰謀論」とか「世界は悪い支配者に支配されている」という考え方です。 だって、「心の鎖」を感じ取るのですから、まぁこんな考えに陥っても仕方ありません。

次の段階に成長すると、「心の鎖」は悪ではなかったと気が付きます。

「じゃあ、奴隷にする支配者が悪くないっていうのか!?」 と、声が聞こえてきそうですが、その通りです。 奴隷にする支配者が悪いとか悪くないとかの問題ではないのです。 そういった流れであったり、そうある現象なだけですから。

そこで相手を変えられません。まして組織を変える事など、もっと出来ません。 自分の体の細胞1つが筋肉組織を勝手に脳細胞に変えようと動きだしたら迷惑ですよね。 それと同じで他者や組織を変えようとするのではな、変わるのであれば自分が変われば良いのです。

ここで、この話と繋がる話が「奴隷の鎖自慢」です。

奴隷は、奴隷の境遇に慣れ過ぎると、驚いた事に
自分の足を繋いでいる鎖の自慢をお互いに始める。
どっちの鎖が光ってて重そうで高価か、などと。
そして鎖に繋がれていない自由人を嘲笑さえする。
だが奴隷達を繋いでいるのは実は同じたった1本の鎖に過ぎない。
そして奴隷はどこまでも奴隷に過ぎない。

過去の奴隷は、自由人が力によって征服され、やむなく奴隷に身を落とした。
彼らは、一部の甘やかされた特権者を除けば、奴隷になっても決してその
精神の自由までをも譲り渡すことはなかった。
その血族の誇り、父祖の文明の偉大さを忘れず、隙あらば逃亡し、あるいは
反乱を起こして、労働に鍛え抜かれた肉体によって、肥え太った主人を
血祭りにあげた。

現代の奴隷は、自ら進んで奴隷の衣服を着、首に屈辱のヒモを巻き付ける。
そして、何より驚くべきことに、現代の奴隷は、自らが奴隷であることに
気付いてすらいない。それどころか彼らは、奴隷であることの中に自らの
唯一の誇りを見い出しさえしている。

           (リロイ・ジョーンズ 1968年、NYハーレム)

人は行動を変えたくない事が多いので「認知」を変えます。そして本来嫌なはずの「鎖」を良いものだと解釈して逃避します。その結果、認知が歪んで「奴隷自慢」へと変わっていくのです。この最終形態が「一番嫌なものであるはずの糞尿を好む」ようになるのです。その例えが「地獄の住人の最高級のご馳走は糞尿である」と言う話です。その話は、「永遠のいのち―二十一世紀の幸福論」のP100ページに書かれているようなことです。

そしてフロイトユングに並ぶ心理学の三大巨頭のアドラーの言葉

「人生が辛く、苦しい」のではありません。 あなたが自分の手でわざわざ「人生を辛く苦しいものにしている」のです。 アドラーは、それをこのように例えました。 「高さが5フィート(約1.5メートル)しかない戸口を通り抜ける方法には2つある。 一つはまっすぐ歩くことであり、二つ目は背中を曲げることです。 最初の方法を試せば、横木にぶつかるだけです」と。 つまり「人生が辛く、苦しい」と感じている人は、低い戸口に対してまっすぐ進み、 頭をぶつけているだけのこと。事前に背中を曲げれば何も問題はないのです。 しかし、多くの人は戸口が「原因」であり、自分は悪くない、と言います。 そうではありません。腰を曲げない自分が悪いのです。

 

引用元:アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉(最初の1の話から)

どうでしょうか?人が自分を変えずに相手を変えようとする力が凄まじいほど強いことが分かると思います。不思議なものです。人は苦しみたくないのに苦しむ選択を自らして苦しんでいます。「人は無意識で自作自演をしている」のです。私もそうですし、誰しもがそうです。ここは凄く深い部分です。

苦しむ結果を受けて苦しんでいる人に「それ、自分で苦しみたいから苦しんでるんだよ」と伝えても理解できません。何故、理解できないのかと言うと、自分の無意識の言動に責任を持っていないからなんです。無意識ですから全てを把握することが出来ません。1分前に自分がどんな表情をしたか?自分がどんな仕草をしたか?確実なことを言えますか?言えませんよね。言えたとしても録画されていたものがあったと仮定し、それを見ると本当に正確か?違うものです。そして過去の記憶とは捏造さえある場合もあります。

このように自分の無意識の言動の影響から生み出される結果や、無意識での取捨選択の結果を自分で受けているだけなのです。ですから苦しんでいる人は苦しむだけの何かを無意識でやってしまっていたのです。

だからこそアドラーはこう言ったのでしょう。

苦しみから抜け出す方法はたった一つ。他の人を喜ばせることだ。「自分に何ができるか」を考え、それを実行すればよい。

 

引用元:アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉(74の話から)

人は無意識で人を苦しめます。それは私もですし、モラル・ハラスメントの被害者だと言っている側も加害者もそう。自分で無自覚で人を傷つけているのです。その結果が巡り巡って形を変えて返ってくるのです。だからこそアドラーの引用文のように他人を喜ばせて幸せにすれば、それが巡り巡って自分の幸せになるのです。

「奴隷の鎖自慢」をやめて「自分の腰を曲げ」そして「責任を持てるようになる」ことで「無意識で人を傷つけることが減っていき」結果、「本当の自由に近づく」のです。この道は本当に難しいです。乗り越えたと思ったらまた次が出てきて、乗り越えてもまた次が来る。人は死ぬまで成長です。

何故、人を傷つけている事が自覚ないのか?

問題はここです。これは元の家族から傷つけられたりしたのに、それを普通だと思い込んでいたりするのです。本当の自由に近づくには「家族」や「親」との問題をクリアする必要があります。アドラーの引用を見て下さい。

子供にとって家族は「世界そのもの」であり、親から愛されなければ生きていけない。そのための命がけの戦略がそのまま性格の形成につながるのだ。

 

引用元:アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉(47の話から)

子供の時の家族の価値観が世界観になり、家族の中が戦場だと世界も戦場に思えてしまったり、家族の中に傷つ続けるものがあったとすると、世界も自分を傷つけるものだと思ってしまいやすいのです。そんな中、自分を防衛する為に身に付けたものが性格(ライフスタイル)になります。その性格(ライフスタイル)が、あなたを苦しめるのです。

性格(ライフスタイル)を変えるには?

では、肝心の性格(ライフスタイル)を変えるにはどうしたらいいのか?アドラーはこう言います。

ライフスタイルは一度紙の上で書き換えたからといってすぐに変わるようなものではありません。よほど注意していないと、すぐに使い古した昔のパターンに戻ってしまうでしょう。その行きつ戻りつを何百回、何千回と繰り返すのです。やがて、自分が少しずつ変わっていくのがわかるでしょう。そして生きてきた人生の半分ほどの時間をかけて完全に書き換えを終えるのです。

 

引用元:アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉(38の話から)

アドラーの言葉の引用で「繰り返す」大事さが書かれています。変わるためには「繰り返す」ことが何より大事なことなのです。このブログの他の記事「プラス思考になる方法は繰り返して潜在意識(無意識)にプラスイメージを蓄積!」でも繰り返すことでプラス思考になることをお伝えしています。

プラス思考になるために「繰り返すこと」は一番と言っても良いくらいとても大事なことだからです。何故なら、あなたがマイナス思考で悩んでいるのなら、それは過去に繰り返し繰り返しネガティブトレーニングのようになってしまっていたことで癖が出来てしまっているからです。ですので繰り返さずにプラス思考になることは基本的に無理です。

引用元:「プラス思考になる方法は繰り返して潜在意識(無意識)にプラスイメージを蓄積!」

人は幸せに向かって日々生きています。しっかりと目的を設定し、自分のペースで進んでいきましょう!人は死ぬまで成長できます。息を引き取るその瞬間まで成長できるのです。その成長は魂に刻まれるでしょう。

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