
暴力を振るってしまう…、彼氏、彼女を叩いてしまう…、そんなあなたが、「最悪の事態」にならないために知っておくべきことを、実際に、暴力を振るってしまったことがある僕が、大切なことをお伝えします。
長い間、連れ添った夫が、妻を殺す…。
怒って手を出して、懲役、少年院…。
大好きな彼女、彼氏に、DV(配偶者暴力)…。
みんな、怒ってしまって、その後に「暴力」を使ってしまい、自分にとっても相手にとっても、不幸な結果となってしまいます。
「怒る」ということ自体は悪いことではありません。単なる生理現象であり、怒りの感情は、防衛のための感情ですから、実際に傷つけられたかは別として「傷つけられたと感じた」から出てくる感情です。この感情には、良いもの悪いもありません。問題なのは、怒りの感情を使って相手を傷つけていくことが問題なのです。
なぜ、「暴力を振るってしまう」のかわかりますか?
その答えを教えます。
答えは「プロセス(過程)を無視して、自分にとって都合が良い結果を得ようとしているから」です。すべての物事には「プロセス(過程)」があります。そのプロセス(過程)を正しく経て、結果を手に入れることがこの世の中のルールです。
簡単に言うと、お金が欲しければ働くというプロセス(過程)を正しく経てお金を手に入れるということ。逆に、お金が欲しいけど、それを手に入れるための正しいプロセス(過程)を無視するのは「犯罪行為」に該当します。
・プロセス(過程)を正しく経て、結果を手に入れることは犯罪行為ではない
・正しいプロセス(過程)を無視するのは犯罪行為
ここで「暴力を振るってしまう」の話に戻りますが、暴力を振るってしまう前に、相手に対して「わかってほしい」という気持ちを持っていて、だけど、それが無視されたと感じた時に暴力を振るってしまう方も多いです。
つまり、その相手(被害者)には、暴力を振るってしまう側のことを理解するという正しいプロセス(過程)が必要なのに、それを無視して暴力を振るってしまうのは「正しいプロセス(過程)を無視する犯罪行為」ですよね。
「暴力を振るってしまう」のは「相手を無視した、心への侵略行為」なのです。それは、つまるところ「支配」というわけです。相手を支配して相手を自分の思い通りにしたい…、そんな思いがあるから、「相手が理解をする」という大切なプロセスを無視して「自分のことを分かってもらう」という結果だけを手に入れようとするのです。
暴力を振るってしまう側が、そんなに焦っているのも理由があります。その理由は人それぞれですが、例えば、誰にも言えない心の傷や、切羽詰まった状況、崩壊寸前な精神状態、など、何らかの理由があるのものです。別記事「トラウマを抱えていると「易刺激性」という症状が続くことがある」も併せて読んでみて下さい。
そして、その傷をこれ以上悪化させないように守っているから焦っていることもあります。そこに、相手の「理解しない」または「理解出来ない」という反応を見て、更に焦って、時に攻撃されたと勘違いもして、「もうだめだ」という思いから「力づくでわからせてやる」と、プロセスを無視した侵略行為に及んでしまう。それが「暴力を振るってしまう」ということなのです。
このことを知ると、「目から鱗が落ちる!」という感じでしょう?(*^^*)僕も、このことが分かったときは「なるほど!!」という感じでしたので。
この事に本当に気が付いて欲しいです。
本当は、お互いに理解し合い、支え合っていく2人が、傷つけあうことは間違いですよね。
人が、時に、攻撃されたと勘違いするのは「過去に傷ついて、その、過去の記憶で今を見ている」からなんです。その、攻撃されたと勘違いしている側が怒り始めたら、相手は冷静になることが大切です。そのことは、以下の記事で詳しくお伝えしています。
怒っている相手の、その傷をえぐるのではなく、冷静になり、その傷をそっと癒してあげる気持ちを持てば、相手の「攻撃されているという思い込み」から相手は解放されるでしょう。
怒って人を殺す人も、暴力を振るう人も、辛く、さみしい幼少期に「自分が何もしなくても攻撃される」というようなことを認知してしまったのです。その認知は、そのときは正しかったけど過去のこと。今に当てはめたら歪みとなるのです。過去は過去。今は今。区別が大事なのです。
2人が出会ったのは、「お互いの心の奥に抑圧されている本当の自分に気づき合うため」に出会ったのですよ。人の縁は不思議なもので、心の奥深くに抑圧されている「解決すべき問題」を引き出してくれる存在に無意識のうちに惹かれて出会うようになっているのです。
何故なら、その心の奥深くに抑圧されている「解決すべき問題」を放置することが「不幸を生み出している」から、本当の意味で幸せになっていくためには、心の奥深くに抑圧されている「解決すべき問題」をクリアしないといけない。その為には、まず、問題を表面化しないといけない。表面化するために、相手が刺激してくるのです。
だから、「暴力を振るってしまう」あなたは、「自分が変わる」ということをしなくてはいけないのです。使うのは「暴力」ではなく「頭」です。思考停止でいてはいけない。思考停止でいると暴力をふるってしまうのです。思考を使って正しいプロセスを経ていく努力をすれば暴力なんて使う必要がなくなるのです。
この記事は、本当に大事で、そこら辺では言われていない「核の部分の話」ですので、ぜひ、理解を深めて下さい。暴力を振るってしまうのなら、絶対に変わらないといけません。このままエスカレートしたら、不幸のどん底に落ちるかもしれません。やるべきことは、暴力ではない、正しいプロセスを経た解決です。
正しいプロセス(過程)を踏めるようになって、良い解決が出来るように成長していくことが、暴力、侵略、いじめ、ハラスメントを減らしていくことに繋がっていくのです。まずは、自分から正しいプロセス(過程)を踏めるよう成長していくことが大切ですね。
その成長のための心の解放として、「サヨナラ・モンスター」が役立ちます。「書くこと」で心を癒していけば良いのです。僕自身、この方法で心を癒すことで、克服しました。