
子供を支配する毒親と呼ばれる人もいれば、逆に「親を支配する子供」もいます。親が子供に強い恐怖を抱いていることもあります。親を奴隷にように利用している子供、親に恐怖心を植え付け、親の強がりたい気持ちを逆手にとってコントロールする。そして子供は周囲から見たら大人しくて弱い子を演じている場合もあります。子供の特権である「弱さ」や「涙」を武器にして親を巧みに操る子供もいるのです。そういった子は30歳過ぎたら苦労すると思いますよ。人を支配する味を覚えると、なかなか抜け出せませんからね。
親は子供に舐められたらお終いです。健全な親子関係はありえません。家庭内で子供が親に色々な脅迫をするようになる場合もありますが、それは親として舐められた結果です。親を放棄すると奴隷になってしまう場合もあるのです。また、子供と祖父母が組んで、その子の親を奴隷のように扱うこともあります。支配的な親族間で、親の心が弱っていて、子供が支配的な祖父母に染まった場合、弱っている親が親族間で支配されることもあります。弱った1人を助けようとせずダメ扱い環境で起こります。
そういった、家庭で親を支配する味を覚えた子供は本当にえげつないことを陰でやる場合もあります。演技力も高ければ平気で周囲を騙す。証拠が残らないよう親の大事にしているものや動物に危害を加え「私に意見すると、またやるよ?」というような脅迫的な非言語メッセージを送り続け支配する場合があります。それがバレても「そんなつもりじゃなかった」と平気で嘘をついて誤魔化す子もいます。そして、気づいたほうを頭がおかしい扱いする場合もあるのです。「証拠がない限り堂々巡り」ですから、こう言った場合は、「確かなこと」が本当に大切になってきます。1つ1つ慎重に進めていくことが大事です。その上で、家庭はすでに崩壊していたことを認めたほうがいいと思います。子供も頼る親がいなければ支配的になっていきやすい者です。
親であろうと子であろうと、結局は自分の性格(ライフスタイル)の問題です。親族間で1人が弱って支配されている場合、その1人を助けるのか、それとも支配者たちに迎合するのか、その選択は自分の性格によって決まっているのです。